むくみがひどい・・・これって病気?

2017.02.25 | 318 views

突然足や腕がパンパン!これって病気?むくみから考えられる病気を徹底解説致します!

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むくみの種類

 

「むくみ」と聞くと、足などの主に下半身に現れるむくみを想像する方が多いと思います。しかし、ひとくちにむくみと言ってもその原因や種類は様々です。

リンパの流れが滞ることで起こるむくみの他にも、心臓や腎臓などの病気によって起こるむくみもあります。むくみは言わば、“身体からのSOS”です。まずはむくみの種類と原因を知り、適切な対処をして身体の健康を守りましょう。

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腎性浮腫

 

腎性浮腫は、腎臓の病気が原因で起こる浮腫で、身体の余分な水分を尿として排出できなくなるため、両足のむくみや、顔や頭、目の周りやまぶたにむくみが現れるのが特徴です。そもそも腎性浮腫は、腎機能が著しく低下した場合に発症する重大な症状なので、これらのむくみを感じた時はすぐに病院で診察を受けましょう。

 

心性浮腫

 

心性浮腫は、心筋梗塞や弁膜症、心筋症などの心疾患が原因となって起こる浮腫です。
全身の血流を司る心臓に疾患がある場合、浮腫が出る場所は全身に及びます。初期の場合は足にむくみが現れやすく、進行すると手や顔など全身にもむくみの症状が現れます。

主に夕方から夜間にかけて症状が強く出ることが多いのも特徴です。

 

肝性浮腫

 

肝性浮腫は、肝炎ウィルスやアルコールなどが原因で起こる肝硬変など、肝臓の機能が低下してくる場合にみられるむくみ症状です。肝硬変の場合は、全身のむくみの他に腹水が溜まったり、黄疸や吐血などの症状もでてきたりするため、早めに内科を受診しましょう。

 

内分泌性浮腫

 

内分泌性浮腫は、甲状腺機能低下症やクッシング症候群などが原因で起こる浮腫で、どちらもホルモン分泌の異常が原因の病気です。甲状腺機能低下症の場合は手足や顔、特に眼のまわりにむくみが出ますが、特徴的なのは指で押しても痕が残らないむくみであるという点です。

その他、夏でも汗をかかなくなったり、極度に寒がりになったりという変化が生じます。また、クッシング症候群の場合は、顔のむくみに加え、赤ら顔になりやすいのが特徴です。

 

リンパ性浮腫

 

リンパ性浮腫は、リンパ管の圧迫や狭窄、切断によってリンパの流れが悪くなることで引き起こされる症状で、健側よりも白くむくむことが特徴です。

子宮がん、卵巣がんや乳がんなどの術後に起こるのが一般的で、ほとんどが二次性です。女性に多く、最初はわずかにむくみを感じる程度で翌朝になると腫れが消える可逆性のリンパ浮腫ですが、症状が進むと、皮膚が線維化して硬くなる非可逆性リンパ浮腫になり、さらに進むと象皮症になります。

原因を見分けるためにもむくみがみられたら、術後に起きた場合には主治医に相談するか、内科に受診し、状態により専門医を紹介してもらいましょう。

 

むくみが出る場所や頻度、いつからどれぐらいむくみが続いているのか等、身体にむくみが出たらしっかり観察しておきましょう。

 

むくみから考えられる病気

 

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甲状腺機能低下症

 

甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌が低下し、身体の新陳代謝や神経様々な臓器の働きが悪くなる病気です。主に40代以上の女性に多く見られる病気で、まぶた、顔、足がむくみやすくなる他、全身の倦怠感や記憶力の低下、体温低下によって夏でも汗をかきにくい体質になるなど、身体の様々な場所に異常が現れます。

 

腎臓病

 

腎臓病は、腎臓の糸球体や尿細管が冒されることで、腎臓の働きが悪くなる病気です。

目やまぶたの腫れぼったさや足のむくみ、靴下のゴムの跡痕がなかなか消えない等の身体のむくみを感じる場合、腎臓機能の低下によるむくみの可能性があります。まずは受診し、尿検査などを受けてみましょう。

 

心不全

 

心不全は、心臓の働きが弱くなることによって起こる症状です。心臓のポンプの働きが弱くなると血液の流れが悪くなり滞ってしまいます。

特に顔、手、下肢にむくみが出やすく、足のすねを強く抑えると指の跡痕が残る場合は要注意です。また、尿量が減り短期間で体重が増加した場合や、肺に水が溜まることで息切れがする場合も、心機能低下によるむくみの疑いがあります。

 

下肢静脈瘤

 

下肢静脈瘤とは、足の静脈が太くなってこぶ状に浮き出て見えるようになった状態をいいます。主に40代以上の女性に多く発症し、特に1日10時間以上立って仕事をする人によく見られる症状です。ふくらはぎのだるさやほてり、足全体のむくみやつりなどの症状がある場合、下肢静脈瘤の疑いがあります。

 

むくみだからと言って軽視は禁物!
ひどい病気に繋がる前に医師に診てもらいましょう。

 

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むくみは“身体からのSOS”です。日頃からよく身体を観察し、少しでもおかしいなと思ったらまずは内科を受診し医師に相談しましょう。