寝起きによだれが!睡眠中によだれが出る原因とその対処法

2017.12.21 | 723 views

朝起きたら枕やシーツがよだれで濡れている・・・なんてことが頻繁にある方はご注意ください。睡眠中のよだれは、体からのサインであると同時に健康や美容に悪影響を及ぼす要因でもあります。この記事では、睡眠中によだれが出る原因とその対処法についてご紹介します。

 

 

どうして睡眠中によだれが出るの?

 

睡眠中によだれが出てしまう主な原因は「口呼吸」です。口で呼吸することにより口があいてしまうので、口の乾燥を防ぐために多量の唾液が分泌されます。
また、口呼吸になってしまう原因としては、顎の筋肉の低下、うつぶせで寝ている、枕の高さが合っていない、歯並びが悪い、鼻が詰まっている、ストレスを抱えている、などが考えられます。これらの項目に思い当たることがあれば、睡眠中に口呼吸になっているかもしれません。

 

口呼吸は体に悪い?美容や健康にもたらす悪影響とは

睡眠中の口呼吸が引き起こすのは、寝ているときのよだれだけではありません。実は美容や健康にも悪影響を及ぼす可能性が高くなります。

 

 

1.美容によくない!

 

突然ですが、口を閉じたときあなたの舌はどこにありますか?もし舌先が上の前歯と下の前歯の裏側にあたっていると、出っ歯の原因になります。舌が上あごにぴったりとくっついている状態が本来舌のあるべき位置です。意識すると結構疲れますよね。それだけ口呼吸だと顔の筋肉を使っていないって言うことなんです。つまり、顔の筋肉が弱ると、出っ歯の他にも口角が下がりっぱなしになって無愛想に見えてしまったり、二重あごや面長になってしまったり、また猫背にもなりやすくなります。猫背は重い頭部を上手く支えられないので、前のめりの姿勢になってしまいます。これはフェイスラインのたるみや、老廃物溜まりの原因になります。老廃物に加えて、口や喉の乾燥により免疫力も低下してしまうので、肌荒れしやすくなります。

 

2.歯や口臭トラブルを招きやすい

 

口呼吸で口の中が乾いてしまうと、よだれによる洗浄作用や抗菌・殺菌作用が低下してしまいます。そのため、口の中で細菌が繁殖し口臭や歯周病の原因になります。また、よだれによる歯の再石灰化作用も弱くなるため、虫歯になりやすくなります。

 

3.イビキをかきやすくなる

 

イビキは、口呼吸で筋肉の弱くなった舌が喉の奥に落ちて、気道が狭くなるために起きます。狭くなった気道を空気が通るときに振動して、やかましいいびきになってしまうのです。いびきをかいて眠っている方も一緒に寝ている周りの方も、熟睡できないので疲れを感じやすくなります。日常的ないびきではなく一時的ならば鼻詰まりが口呼吸の原因かもしれません。

 

4.病気になりやすくなる

 

 

人間の呼吸は鼻呼吸が基本です。鼻呼吸をしていると鼻にある粘膜や鼻毛が、鼻から吸い込んだ空気に含まれている細菌やウイルスなどの異物をこし取って、体の中に入り込まないように防御してくれます。さらに、冬の冷たく乾燥した空気でも、鼻の中を通ってくることで適度に暖かく湿った空気になり、喉を痛めるのを防いでくれます。吸い込む息だけでなく、吐く息も鼻を通すことで、鼻の中は適度に乾燥し、雑菌やウイルスの繁殖を防ぎます。対して、口呼吸にはそのような働きはありません。空気といっしょに吸い込んでしまった細菌やウイルスはそのまま体の中に入り、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。また、口を開けて寝ることで口の中や喉が乾燥するので、喉を痛めやすくなります。

 

5.睡眠時無呼吸症候群になる可能性

 

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に、無呼吸(10秒以上呼吸が止まっている状態)が1時間に5回以上起こるか、一晩の睡眠(7時間)に30回以上起こっている状態のことを言います。睡眠時無呼吸症候群にはいびきが付き物です。連続していびきをかいて寝ている人のイビキが数秒間止まっていて、その後再開するようなことが続いていたら要注意です。
睡眠時無呼吸症候群の方の睡眠時の呼吸は、運動しているときの呼吸のように苦しくなっています。身体は眠っていても、脳は止まった呼吸を再開させるため、身体に命令を出さなければならなくなるので、起きて働かないといけません。脳がしっかり眠れていないので、寝起きに疲労感が残ってしまい、頭が重く感じたりもします。長期間このような睡眠が続いてしまうと、そのストレスによって高血圧や心疾患のリスクが上がってしまいます。日中に眠くなってしまうので、交通事故率も上がってしまいます。
もし睡眠時呼吸症候群かもしれないと感じたら早めに医療機関に受診しましょう。

 

口呼吸の改善方法~鼻呼吸へ~

ここでは口呼吸から鼻呼吸へ改善する方法を紹介します。

 

●「あいうべ体操」

 

表情筋と舌の筋肉を同時に鍛えることのでき、鼻呼吸へと改善してくれる、「あいうべ体操」をご紹介します。やり方は簡単です。
①喉ちんこが見えるくらい大きな口を開けて「あ~」と発音するときの口をします。
②前歯を思いっきり見せて、首筋にも筋が浮くくらい思いっきり口を横に広げた「い~」をします。
③唇を思いっきりタコ口にして前に突き出し「う~」をします。
④あっかんべーをするときのように、舌を思いっきり下の方に限界まで長く突き出し「ベ~」をします。
①~④を1セットにして、毎日30セット繰り返します。まとめて一度にはやらず、2~3回に分けて行いましょう。声は出しても出さなくても大丈夫です。やり易い方でやってみましょう。

 

●枕を見直す

 

起きている時は鼻で呼吸ができているのに、寝ている時は口呼吸になってしまう原因は枕にある場合もあります。一般的に寝る時に高すぎる枕を使うと口呼吸になりやすいと言われています。枕が高すぎると空気の通り道である鼻腔から喉を圧迫するため、鼻呼吸よりも口で呼吸しやすくなります。身体に合った高さの枕であれば鼻腔から喉にかけてまっすぐになり鼻呼吸がしやすくなります。空気の通り道を圧迫しないよう、少し頭が沈むくらいの柔らかい素材でできた枕を選ぶのもポイントです。

 

●市販のグッズを試してみる

 

最近では睡眠時に鼻の通りをよくするアイテムも簡単に手に入れることができます。
鼻の外からテープを貼って鼻孔を広げるタイプや、鼻の中に、鼻の穴を広げるクリップを挿入して、鼻の通りを良くするタイプもあります。もっとも手っ取り早い方法として、寝るときに鼻だけ出してマスクを着けて寝てみましょう。マスクがよだれをガードしてくれますし、口呼吸をしようとすると呼吸が苦しくなるので、自然に鼻呼吸になってきます。

 

まとめ

 

 

たかがよだれといえど、意外にも悪影響を及ぼすことがあります。日常生活で鼻呼吸を意識したり、筋肉を鍛える体操、便利グッズの使用、専門機関へ相談と対処法は様々ですが、自分にあった方法で改善していきましょう。