40代の生理不順、閉経?
それとも別の理由?症状と対処

2017.12.27 | 161 views

若いときは生理周期が一定だったのに、最近は生理周期や月経量が定まらず、もしかして早くも閉経の兆し?なんて、不安に感じることはありませんか?一般的に40代後半に訪れる人が多いといわれる更年期。生理不順は、更年期によるものだけでなく、ストレスによるホルモンバランスの乱れによるもの、あるいは病気が原因となる可能性も考えられます。そこで、原因別の症状や対処法をご紹介します。

 

40代の生理不順、原因は?

① 更年期によるもの

更年期とは閉経前後の約10年間の期間のことを主にいいます。日本人女性の平均閉経年齢は50歳前後といわれることから、45歳~55歳が一般的に「更年期」といわれる期間になります。
40代半ばから女性ホルモンのひとつ、エストロゲンの分泌量が急激に低下します。これがいわゆる「更年期」のさまざまな不快な症状の原因と言われています。

 

② ストレスや無理なダイエットなど生活習慣が原因のホルモンバランスの乱れ

ストレスやダイエットで生活習慣が不規則になると、ホルモンバランスが乱れ、生理不順が起こることがあります。特に40代は仕事や家庭で忙しいことが多く、生活習慣も不規則になりがちです。日ごろから注意したいものです。

 

③ 続発性無月経などの疾患によるもの

生活が不規則になると生理周期が乱れることがあるというのは、前述のとおりですが、とくに注意したいのが、無月経状態が続く「続発性無月経」と呼ばれる状態。大きな原因のひとつとして挙げられるのはストレスによるものです。長く続くと、そのまま早発閉経になってしまうこともあり、3-4か月以上月経が来ない場合は、クリニック受診が必要です。症状は更年期障害と同じようなものになるため、40代半ばからのプレ更年期世代にとっては、気にしたい症状のひとつといえます。

 

様々な症状

症状によって、原因が見えてくることもあります。
・月経外症状:体温調節ができなくなる(ホットフラッシュ)、体調がすぐれない、イライラしやすい
・月経不順:生理周期が短くなり、経血量が少なくなり、生理周期に間があくようになる
反対に周期が短く頻繁になる、月経期間がダラダラと続く、など

 

基本的な対処法

① ストレスをためない

現代社会において全くストレス感じないようにする、ということは難しいと思います。ですが自分なりのストレス解消法を知っておくと、溜め込まずにすっきりできるでしょう。

 

② 十分な睡眠をとる

日本人の睡眠時間は比較的少ないといわれています。7時間~8時間程度の睡眠が「十分な睡眠」を指します。睡眠が足りていない人は注意が必要です。

 

③ 大豆製品を毎日摂る

大豆製品にはエストロゲンに似た作用をするイソフラボンが含まれます。これらの積極的な摂取により症状を穏やかにしてくれることもあります。
摂取量は豆乳であればミニパック一本程度(約200ml)で良いとされていますので、お手軽ですね。その他、和食であれば味噌汁や納豆などからも採ることができておすすめです。

 

④ 規則正しい生活

仕事が忙しいときなどは、生活が乱れがちですが、リズムの基本は規則正しい生活にあります。休みの日はゴロゴロしがちですが、いつも同じような時間で寝起きし食事することが良いといわれています。

 

⑤ 婦人科を受診

少しでも体調に不安があり、改善が見られないようなときには、自己判断は禁物です。かかりつけの婦人科を受診することがなによりも大切です。

 

まとめ

規則正しい生活習慣と、ストレスをためないことが症状を緩和させることにつながります。また、症状に改善が見られないときには、自己判断せずに婦人科を受診するようにしましょう!

この記事の監修

関口 由紀
女性泌尿器科医   ・医学博士 ・横浜市立大学客員教授 ・日本泌尿器科学会専門医 ・日本東洋医学会専門医   横浜市立大学大学院医学研究科修了、平成17年横浜元町女性医療クリニック・LUNA開業。 現在女性医療クリニックLUNAグループとして4つのクリニックで総合的な女性医療を行っている。