背中がつるのはどうして?
【ぎっくり背中】の対処法

2018.07.02 | 13 views


伸びをした瞬間や重いものを持ち上げた瞬間、背中に激しい痛みが走った経験はないでしょうか?もしかしたらそれは、背中がつっている状態、いわゆる【ぎっくり背中】かもしれません。足がつるとかぎっくり腰ならよく聞くけれど、【ぎっくり背中】なんて初耳…どう対処したらいいの?と戸惑う方も多いのではないでしょうか。この記事では、どうして背中がつるのか、その原因と【ぎっくり背中】の対処法をご紹介します。

《メモ》
ぎっくり背中・・・かがんだ状態で重たい物を持ち上げようとするとぎっくり腰になりますよね。同じように何気ない日常生活の動作で背中がつって激痛が走ることを「ぎっくり背中」と言います。ぎっくり背中とはぎっくり腰と違い、重たい荷物を急に持つことで部位に異常をきたして全く動けなくなるものではありません。また自分でも気づかないうちにぎっくり背中になっている可能性も珍しくはないそうです。

背中がつる原因

もともと、普段からぎっくり背中になりやすい要素が蓄えられていたところに、あることをキッカケとして発症してしまうぎっくり背中…。では、その「あること」とはどんなことでしょうか?

●寝違え
まず、あげられるのが寝違えですね。筋力が弱っていたところに寝違えを起こすことによってもぎっくり背中は発症します。

●急な運動
あまり運動をしない状態が続くと、筋肉が固まってしまっているような状態になります。そこで急な運動をすると筋肉が引っ張られ、筋繊維が傷ついてぎっくり背中が起こるという原因になります。特に、腕を伸ばして体を捻るようなスポーツだと起こりやすくなります。これが、運動の前に準備運動が必要とされるゆえんでもあります。

●重い荷物
実は、重い荷物を持った時がぎっくり背中になる可能性がとても高いのです。特に、重い荷物や大きい荷物を地面から持ち上げたり、高い所にある荷物を持ち上げる時は気をつけましょう!

●くしゃみと咳
くしゃみや咳をした反動によってぎっくり背中になることもよくあります。くしゃみや咳をする時は無意識に大きな動作をとります。その動きが大きいと胸に負担がかかると共に背中の筋肉を傷つけてぎっくり背中を起こしてしまいます。

 

背中のつりを引き起こす病気


2週間経っても痛みが全く引かない場合は病気の可能性もあります。ここでは、具体的にどのような病気が考えられるか確認していきましょう。

●朝背中が痛い
朝起きると背中に痛みを感じる時は、他の病気の可能性もあります。筋肉痛の他には、神経からくる肋間神経痛の可能性もあります。胸が苦しかったり、呼吸がつらかったりするとその可能性が高まります。また、呼吸をすると痛い場合や、下半身への痛みがある場合は肋骨や背骨にヒビが入っていたり、折れている可能性も考えられます。あまり気になるようであれば、早めに病院で見てもらいましょう。

●右の背中が痛い
背中の右側だけが痛む時、肝炎、急性肝炎、胆石症、胆のう炎、肝臓ガン、胆管ガンなどの病気が考えられます。少しおかしいと思ったら病院に行きましょう。特に、体を動かしていないのに痛みが生じる場合は、内臓からの痛みが来ていることが考えられます。

●左の背中が痛い
同じように左側だけが痛い時には以下の病気の可能性が考えられます。狭心症の場合は、発作的な痛みが生じます。また、その発作が長く続くようであれば、心筋梗塞の疑いもあります。吐き気や嘔吐は胃の病気か、膵炎やすい臓がんの可能性が考えられます。

 

ぎっくり背中、なってしまった時の対処法!

ぎっくり背中にならないようにしたいものですが、それでもぎっくり背中になってしまった時はどうすればいいのでしょうか?
まずはRICE処置をおススメします!ケガをした時の応急手当として医療界で浸透している用語にRICE処置というものがあります。この処置の方法はぎっくり背中にも有効です。


【Rest(安静)】
ケガを負った後はできるだけ動かさないようにして安静にします。

【Ice(冷却)】
氷やスプレーなどでケガをした所を冷やします。スポーツ選手がよくやっていますね。逆に温めることは良くないとされています。これに関連して、体を温める効果があるアルコールは、ぎっくり背中になった時はできるだけ控えるのが良いでしょう。

【Compression(圧迫)】
ケガをしたところを圧迫して内出血したり腫れたりするのを抑えるようにします。

【Elevation(挙上)】
字のとおり上に挙げます。この時、心臓よりも高いところにケガをした場所を上げるようにします。炎症を起こしたり、腫れたりするのをできるだけ抑えるためには、心蔵からできるだけ血液が送られてこないように重力に逆らう体勢をとります。

※マッサージは逆効果になることも!
肩こりの時のように、マッサージをすると痛みがほぐれるのではないか?と思いますよね?しかしぎっくり背中の場合はマッサージをすると筋肉を傷つけてしまう可能性もあり逆効果です。触らないようにしましょう。

まとめ

ぎっくり背中は一度起こすとふとしたことで再発しやすいと言われています。痛みが引いたとしても、油断せずに、日常的に筋肉トレーニングなどで筋力を鍛えていくことで、再発をとどめることができます。「痛みが引いた」=「治った」ではないので、違和感を覚えたら早めに専門医に診てもらいましょう。