首をポキポキ鳴らすと起こる現象と悪影響について

2017.12.19 | 202 views

首や肩にこりや疲れを感じたときに、ついつい首をポキポキ鳴らしてしまうことはありませんか?実はこれを続けると、体へ悪影響を及ぼしてしまう危険性があるのです。ここでは、そもそも首が鳴る原因と引き起こされる悪影響、首鳴らしをやめる方法までをご紹介します!

 

そもそも首がポキポキ鳴る原因は?

長時間同じ姿勢のまま作業を続けたとき、疲れが取れる気がするからと、つい首をポキポキと鳴らしてしまう人がいます。この「ポキポキ」という音の正体は、実は関節との間に生じる気泡が圧縮されてはじけるキャビテーションという現象によるものなのです。

 

キャビテーション

そもそもキャビテーションとは、液体の流れの中で生まれた空気の塊(気泡)の発生と、それらが圧力差によって弾けることを繰り返す物理現象を指しています。一説によると、この気泡が弾ける瞬間に1000気圧以上もの強い力が働くともいわれているのです。首をポキポキと音を鳴らしたとき、実は骨と骨をつなぐ関節内部でもそれと同様の力が加わっているのです。

 

摩擦によって骨が擦り減る?

首をポキポキと鳴らすことによって、骨や関節の間で摩擦が生じます。もともと私たちの骨は、加齢や姿勢の歪みによって自然と擦り減っていきますが、過度な圧力による摩擦を与え続けることで骨の擦り減りや変形を進めてしまい、強い痛みが出てしまう原因をつくってしまう場合があるのです。

 

首を鳴らすことによって引き起こされる悪影響

首は、血管やリンパの大きな通り道の他に、様々な神経の束が密集しているところでもあります。首をポキっと1回鳴らしたからといってすぐに体への影響が出る訳ではありませんが、癖になり何度も首を鳴らしてしまうことで、首まわりや首を通る神経が傷つき、様々な症状を引き起こす原因となる場合があるのです。

 

頚椎損傷

頚椎損傷とは、頚椎(頭を支える骨。全部で7つある)が強い衝撃や加齢により、変形や骨折を起こしてしまった状態を指します。頚椎が損傷すると、首はもちろん肩や腕、手や足先にしびれや痛み等の症状が出ます。症状が酷い場合、運動機能に麻痺が出てしまうこともあります。

 

血管への影響

頚椎の中には、椎骨動脈や椎骨静脈等の血管が通っています。首をポキポキと鳴らすことによって、関節近くにあるそれらの血管は衝撃を受けやすく、過度の衝撃が加わることで血管内部が損傷してしまう場合があります。血管が傷つくと、動脈硬化や血栓ができやすくなってしまい、脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な症状を招く原因になる場合があります。

 

首ポキには1トンの衝撃がある?脳梗塞を引き起こす?

首をポキっと鳴らした瞬間、気泡が弾けると共に、そこには1トンもの力が掛かるとも言われています。その衝撃についての科学的根拠や詳しいことはまだ解明されていないものの、この衝撃によってまわりの血管を傷つけてしまった場合、脳梗塞などの重度の症状に繋がることもあるのも事実です。そうならないためにも、首を鳴らす癖はいますぐ止めたほうがいいと言えるでしょう。

 

首鳴らしをやめる方法は?

首を鳴らすと疲れが取れる気がする・・・と、癖になってしまった首鳴らしは、体の健康を守るためにもすぐに止めたいもの。首をポキポキ鳴らさないようにするためには、日頃から体に疲れを溜めないようにすることが大切です。

 

こりを防ぐ

普段から、背筋を伸ばして姿勢よく座ることを心掛けましょう。そうすることで自然と全身のめぐりが良くなります。また、長時間同じ姿勢で作業を行う場合は、イスにクッションをしいてみたり、時折肩を大きく回したり軽くストレッチをすることで、体への負担が一点に集中しないように意識してみましょう。

 

適度な運動

肩や首がこり固まると、つい首をポキポキと鳴らしたくなりますよね。そうならないためにも、日頃から適度な運動を心掛けてみましょう。デスクワークが多い人は、1時間~1時間半を目処に休憩をとり、腕を上げて背伸びをしたり、移動するときに階段を使ったりして体のめぐりを良くする意識をしてみてください。

 

まとめ

首をポキポキ鳴らして音がすると、なんだかすっきりした気持ちになりますが、やはり首や体にとってはよくないこと。まずは、一日に首を鳴らす回数を意識して減らしたり、首や肩を温めたり、姿勢を伸ばすことを意識して、脱・首ポキポキを目指しましょう。