「足が急につる」その原因と予防法

2017.04.08 | 130 views

夜中寝ているときに突然足がつった!そんな経験はありませんか?痛い上に、目覚めも悪いですよね。出来れば、つることなくゆっくり眠りたい。そんなあなたへ、足がつる原因とその予防方法をご紹介します。

足がつる原因とは?

 

1.体内のミネラルバランスの乱れ

暑い時期にはよく、熱中症予防のために水分やミネラルを補給するよう勧められますよね。このミネラルとは、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの元素のことで、毎日摂取する必要があります。

しかし、ミネラルそのものの補給不足や、運動や気温によって大量に汗をかくことなどで脱水状態となり体内のミネラルが減少してしまうと、ミネラルバランスが崩れてしまいます。
このミネラルバランスの乱れのことを、「電解質異常」と呼びます。電解質とは血液中にあるミネラルイオンのことを指します。この電解質は筋肉や神経の働きを調整する重要な役割を担っているのですが、何らかの原因により電解質異常が生じると、筋肉の働きが阻害され、筋肉が痙攣することがあります。

そのため、足がつるのではないかと考えられています。脱水状態は汗を大量にかくことだけでなく、嘔吐や下痢、利尿剤などの薬剤によっても引き起こされる可能性があるため注意が必要です。

2.体の冷えによる筋肉の緊張

夏場の冷房や水泳、冬の気温の低下によって身体が冷えると、足のつりが起こりやすくなります。これは、冷えることで血行不良が起きたり筋肉が緊張したりすることが原因と考えられます。

また、寝ているときに足がつることが多いのは、冷えて血流が低下している上に、寝ている間に汗をかいて電解質バランスが崩れやすくなるからだと考えられます。

 

3.加齢による筋力の衰え

中高年になると、加齢により筋肉量が減少します。筋肉量が減少すると元々の血行不良に加えて、体温も低下することでますます冷え、血流が悪くなります。また基礎疾患として、高血圧症や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病がある場合には、動脈硬化が進み、下肢の血流が低下します。
前述したように、睡眠中の冷えや脱水だけでなく、運動不足の人が急に運動をすることでも、筋肉の緊張状態が続いて筋肉が正常に働かなくなることによって痙攣が起こり、足がつりやすくなります。またそれほど運動をしていなくても、加齢による運動能力の低下が原因で筋肉に疲労が蓄積し、足がつるリスクは増えます。

 

足がつらないための予防法

 

1.十分な水分摂取

水分が不足すると、血行不良を招いて足がつりやすくなります。日頃から水分補給をしっかりと行うようにして、足のつりを予防しましょう。しかし、水分の摂り過ぎも冷えの原因になってしまうので、適量を心がけましょう。

冷えの予防には、冷たい飲み物を控え、毎朝1杯の白湯を飲むことがお勧めです。内臓が温まり、その日1日の代謝が上がる効果があります。可能であれば、ぜひ毎日の習慣として取り入れてみてくださいね。

 

2.ミネラルの補給

足がつる原因の1つとして、栄養不足によるミネラルの摂取不足が挙げられます。カルシウムやカリウム、マグネシウムなどのミネラルは特に不足しやすいので、意識してこれらが豊富に含まれた食事を摂ることが大切です。

加えて、ビタミン不足も足をつりやすくする原因となるため、肉、野菜、海藻類などバランス良く食事を摂るように心がけましょう。

3.足を温める

足がつるのは血行不良による場合も多いため、お風呂にゆっくり浸かって体を温め、血行不良を改善させると効果的です。もし入浴する時間が取れない場合には、足湯をおすすめします。

最近は足湯専用の機械も売られていますし、お湯を張った洗面器に足を浸けるだけでも十分効果があります。またレッグウォーマーも手軽に足を温められるのでおすすめです。ただし着圧が強いものだと筋肉を締め付けてしまい、かえってつりの原因になりかねません。

締め付けが強すぎないものを選ぶことがポイントです。靴下は汗で蒸れるために、時間が経つと冷えにつながることがあります。夜に靴下を履いたまま眠ることは避けた方が良いでしょう。

 

それでも足がつったときの治し方

足がつった時は、つっている筋肉を伸ばすようにすると良いでしょう。例えば足の裏がつった場合には、つま先を持って足の甲の方向へ反らすストレッチが有効です。つった時だけではなく、日頃から散歩やストレッチを行い、血流を良くすることでも出来ます。

さらに、優しくマッサージを行うこともおすすめです。足を優しく揉んだり揺らしたりして筋肉をほぐすようにマッサージしてあげましょう。その際に力を入れて激しくマッサージをすると、足の筋肉が刺激されて、再度つってしまうことがあるので、優しく行うことがポイントです。筋肉が緊張状態から解放されて、足の痛みや違和感が早く改善されます。

 

また、足がつったときの治療薬、もしくは予防薬として「芍薬甘草湯」という漢方薬があります。筋肉の痙攣や疼痛を抑えるため、足がつった場合にも効果があります。

症状が出現してからの服用でも即効性があり、つりが発生しやすい場合には前もって服用しておくと予防にもなります。
漢方薬の服用に関しては医師に相談してから検討しましょう。

まとめ

今回は足がつる原因と予防法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。以下、大切なことをそれぞれまとめてみました。

足がつる原因

•ミネラルバランスの乱れ
•冷え
•加齢による筋力の低下

 

つらないための予防法

•適度な水分補給を心がける
•ミネラルやビタミンを十分に摂る
•足を温める
•ストレッチやマッサージを行う

足がつる原因は様々です。いろいろ対策をしても改善しない場合には、一度内科や整形外科を受診し、何らかの病気が潜んでいないか医師に相談してみると良いでしょう。